はじめに
京急蒲田センターエリア北地区は、京急蒲田駅西口のあすと商店街に面する約0.6haの地区です。京急蒲田駅周辺は大田区の上位計画である「大田区都市計画マスタープラン」では、大田区の「中心拠点」として位置付けられ、「蒲田駅周辺地区グランドデザイン」では、「京急蒲田駅前拠点」として位置付けられています。
京急蒲田駅周辺では、鉄道高架化等を契機にまちづくりへの取り組みが進んできましたが、特に京急蒲田西口駅前地区では、市街地再開発事業により駅前広場や再開発ビルが整備され街が一新されました。また、西口地区では、壁面の制限や容積率の緩和等を図り、街の更新を促す街並み誘導型地区計画の活用などにより、各街区で建物の建替えが進んでいます。
一方、北地区は更新時期を迎えた集合住宅や狭小な敷地があることなどにより、土地の有効活用が進まず、街の更新が滞っている状況です。こうした課題を解決するために様々な検討を行い、2020年11月には市街地再開発事業による街の整備をめざして「京急蒲田センターエリア北地区再開発準備組合」を設立しました。
準備組合では、再開発事業の早期実現をめざして大田区や東京都等の関係機関等との協議検討を行っております。2023年7月と11月には地域の方向けの説明会を開催し、各説明会100名を超える方々にお越しいただきました。現在は目標である都市計画決定に向けて、組合活動を行っています。
これまでの経緯
平成11年(1999年) |
京急蒲田西口地区まちづくり研究会設立 |
平成17年(2005年) |
街並み誘導型地区計画を決定(2015年現区域に拡大) |
平成24年(2012年) |
京急蒲田駅付近の全線高架化完了 |
平成27年(2015年) |
京急蒲田西口駅前地区第一種市街地再開発事業完了 |
平成30年(2018年) |
京急蒲田センターエリア北地区共同化検討協議会設立 |
令和2年(2020年) |
「京急蒲田センターエリア北地区再開発準備組合」設立 |
令和5年(2023年) |
地域に向けて「再開発に係るまちづくり方針の説明会」、「再開発に係る計画概要の説明会」開催 |
令和6年(2024年) |
都市計画決定に向けて協議、検討を進めている |
計画概要
敷地面積 |
約5,130㎡ |
建築面積 |
約3,570㎡ |
延べ面積 |
約46,000㎡ |
階数 |
地下1階 地上20階 |
用途 |
住宅 店舗 等 |
※当内容は準備組合検討案であり、今後の検討・協議により変更となる可能性があります。
今後の流れ
現在、都市計画決定に向けて大田区や東京都等との行政機関との協議や基本計画案の検討を進めています。
市街地再開発事業は以下のフローで進んでいくこととなります。長期的には令和10年度の工事着手を目標として掲げています。